1960年代から70年代にかけて、黒人をモチーフにしたマークやお人形が大流行しました。
タカラのだっこちゃんをはじめ、カルピスのラベル、ちびくろさんぼという寓話など、スタイリッシュで可愛らしいモノがいっぱいありました。
1980年代になり、「くろんぼ、土人」という呼び方や図柄に黒人とわかるマークや模様をいれることは差別である、という論議がおこり80年代末にそれらは姿を消していきました。
今になって思えばそれらのドコが差別的であるとされたのか理解に苦しむところですが、当時の世論に押されてただ可愛らしいモノであっただっこちゃんマークも、カルピスのラベルも、ちびくろさんぼも葬られてしまったのです。
今回とりあげた「くろんぼこけし」は主に観光地のお土産屋さんなどで売られていましたが(1970年前後に流行していたようです)そのあたりの事情もあって見かけることはなくなってしまいました。
まつぼっくりやどんぐりなど木の実を使ってつくられたもの、温度計になっているもの、鏡になっているものなど、小さなモノからそこそこ大きさのあるものまで数え切れないくらいの種類がありました。
彩古堂で当時の小さいくろんぼこけしを加工して簪(かんざし)にしてみたところ、大人気でスグ売り切れとなってしまいました。彩古堂ホームページのトップ中段よりやや上にその簪の写真がありますので時間のある方は見てくださいね。
当時の小さいくろんぼこけしはなかなか入荷数が少なく、「また作らないのですか?」という問い合わせがありますがこけし自体の入荷がほとんどないため注文を受けることもできない状態です。
入荷があり、製作することができましたらホームページにアップもしくは催事に持って行きますのでそれまで楽しみにしていただけたら、と思います。

ちなみに、南アフリカ共和国のアパルトヘイト(人種隔離政策)が廃止されたのはつい最近、1990年代に入ってからのことでした。「ちびくろさんぼ」は近年になって再発されました。