ストーブといえばアラジンストーブ、というくらい日本では息の長いストーブです。
1960年代に、いまは外車で有名なヤナセがイギリスから輸入していました。
そのころの15型アラジンはシンプルこの上ない、しかし今となっては一番味のあるストーブです。
当時の給料事情からしたら高価なもので、若者が簡単に買えるものではなかったようです。
1970年代にはいり日本でライセンス生産されるようになりましたが消防法の改正により
対振消化装置の装着が義務付けられるようになりました。
この時期のアラジンには、それはもうメカニカルな消火装置がついていてそれはそれで味があるものです。
1970年代後半に再びモデルチェンジし39型となりますが、これはいままでのフォルムを崩すことなく
動作確実な消火装置をあわせもったもので、マイナーチェンジこそありますが現在まで生産が続いています。
写真は70年代おわり頃の、39型アラジンストーブです。